長谷川時夫とは何者?【プロフィール・生い立ち・経歴まとめ】

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長谷川時夫とは何者?

長谷川時夫のプロフィール

  • 名前:長谷川時夫(はせがわときお)
  • 生誕:1948年8月13日(75歳)
  • 出身:東京都台東区浅草
  • 職業:音楽家・画家・美術館館長

音楽家・画家・美術館館長など、様々な肩書を持つ人物「長谷川時夫」さん。

1969年に結成された7人組前衛音楽グループ『タージ・マハル旅行団』では、ボーカル兼演奏家として、ロックやジャズ、前衛音楽を融合した新しいジャンルを確立し、ヨーロッパ各地を回る公演も行っています。

しかし、1970年代末になると、突如として新潟県にあるの山村に移住

かと思えば、1982年には、インド芸術を専門的に取り扱う私設美術館『ミティラー美術館』を設立し、日印交流の活性化に多大なる貢献を果たしています。

そんな謎多き人物・長谷川時夫さんの生い立ちや経歴について、今回は紹介したいと思います。

長谷川時夫の生い立ち・経歴

長谷川時夫の生い立ち・経歴

  • 1948年:東京都台東区浅草に生まれる
  • 高校時代:前衛ジャズ(ニュージャズ)に傾倒
  • 1969年:前衛音楽グループ『タージ・マハル旅行団』結成
  • 1971年:1年に及ぶヨーロッパ公演を行う
  • 1970年代末:新潟県十日町市大池の森に移住
  • 1982年:ミティラー美術館を設立
  • 1998年:第14回地域交流振興賞を受賞
  • 現在  :音楽家としても活動中

1948年:東京都台東区浅草に生まれる

長谷川時夫さんの実家は、東京都台東区浅草。

16代目の江戸っ子として1948年に生まれました。

高校時代:前衛ジャズ(ニュージャズ)に傾倒

ジャズを基盤として、ファンクやヒップホップなど様々な音楽スタイルを融合することによって生まれた新たな音楽ジャンル「ニュージャズ」。

長谷川時夫さんは高校時代、このニュージャズに傾倒し、音楽への関心を高めていたようです。

1969年:前衛音楽グループ『タージ・マハル旅行団』結成

長谷川時夫さんは、1969年21歳の時、前衛音楽グループ『タージ・マハル旅行団』を結成します。

タージ・マハル旅行団とは、ロック・ジャズ・前衛音楽という3つの分野から集まった7人のミュージシャンによって結成されたまったく新しい音楽グループです。

このグループの中で長谷川さんは、ボーカル兼演奏家として活動されていました。

タージ・マハル旅行団とは?

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1971年:1年に及ぶヨーロッパ公演を行う

1971年、タージ・マハル旅行団は、約1年に及ぶヨーロッパ公演を行いました。

このヨーロッパ各地を回り、多様な風土や文化に触れた経験が、のちの長谷川時夫さんの人生を大きく左右することになります。

1970年代末:新潟県十日町市大池の森に移住

1年に及ぶヨーロッパ公演を終え、実家のある東京に帰ってきた長谷川時夫さん。

しかし、1970年代の東京は、光化学スモッグが世界で一番酷いと言われた時代であり、その悲惨な状況を目の当たりにした長谷川時夫さんはひどく落胆してしまいます。

それと同時に、自然環境のいい場所を求めて世界旅行をはじめ、最終的には、月がきれいに見える新潟県十日町市大池の森に移住を決めました。

1982年:ミティラー美術館を設立

長谷川さんが新潟県に移住して数年後、過疎化していた地域のコミュニティの場になっていた「大池小学校」の廃校が決まり、その敷地に再開発計画が起こりました。

しかし、長谷川さんは自然を破壊する再開発計画に反対し、その代替案として持ち出したのが、廃校を改修して『ミティラー美術館』を設立することでした。

ミティラーとは、インドのミティラー地方に3000年以上前から伝わる絵画の一様式のことです。

ある日、インドから帰国した少年が、ミティラー画を持って帰ってきたことが、ミティラー美術館設立のきっかけになりました。

1988年:インド祭の事務局長補佐となる

1988年、インドで「日本月間」なるイベントが開催されたことを受け、日本でも「インド祭」というインドの芸術や文化などを紹介するイベントが外務省主催で開催されました。

そして、ミティラー美術館で日印交流の活性化に貢献していた長谷川時夫さんは、このインド祭の「事務局長補佐」に就任。

北は北海道の網走から、南は沖縄の与那国島まで、日本各地でインド文化を紹介して回りました。

1998年:第14回地域交流振興賞を受賞

ミティラー美術館やインド祭など、長谷川時夫さんは、多角的な面から日印交流活性化への貢献しました。

この功績が認められ、1998年には国際交流基金によって毎年授与される『地域交流振興賞(現・地球市民賞)』を受賞しました。

現在:音楽家としても活動中

ミティラー美術館の運営や、日印交流の活性化活動に忙しかった長谷川時夫さんは、長い間音楽家としての活動はほとんどしていませんでした。

しかし、2008年頃から音楽家としての活動を再開し、美術館などで小規模なコンサートを行っているようです。

まとめ

今回はこれで以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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